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おしらせ

茶趣

開門七件事 柴米油塩醤醋茶

「日常生活に必要な7つのものは 薪、米、油、塩、味噌、酢、茶」
昔から中国で言われている言葉です。

お茶は必需品?と意外に思われた方もおられるかもしれませんが、中国で飲茶レストランへ行き、席につくとまず店員さんに「どのお茶を飲みますか?」と聞かれます。
お茶を飲むことは日常生活に溶け込んでいます。

「茶」という漢字を分解してみると
「くさかんむり」「人」「木」から成り立っていて、自然と人間とのつながりを感じます。
お茶を飲むことは、のどの渇きを潤すだけでなく、大地のエネルギーを蓄え、育まれたお茶を通じて、私たちは自然の恵みを体内に取り込むことができます。

そして中国茶は、収穫の時期、産地、製法などによって異なる味わいやさまざまな効能を持っています。
烏龍茶は口の中に3秒含むと甘い味わいに
プアール茶(熟)は体を温める  などなど
季節や食事、体調によってもいろいろな飲み分けられています。また、茶壺(急須)もお茶によって使い分けられ、有名なのものは紫砂のもので、空気を通し、お茶の味がまろやかになります。

中国茶は何煎も楽しむことができます。
はじめは、すっきりとした味わい、そしてまろやかに、やがて少し苦味が増し、、、、
お茶の味わいの変化を人生のうつろいにたとえる人もいます。

疲れたとき、イライラした時に、お茶を飲むとリラックス、リフレッシュできますよね。
みなさんも忙しい毎日の合間、ほんの10分だけでも、お茶の時間を作ってみられてはいかがですか?

次回は、春におすすめのお茶についてお話ししたいと思います。

2013年2月6日

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