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おしらせ

陳静の気持ちのいい「からだ養生」夏の回⑴

昨日:陳静の気持ちのいい「からだ養生」夏の回⑴、無事終了しました。
  
前半は中国茶のレクチャー、後半は座ってできる呼吸法を実施しました。

   
 中国茶のレクチャーにつきまして、夏の暑い時期、体にたまった熱を取るのに効果的なお茶(涼茶 Liángcháと言います)、苦丁茶・菊花茶の飲み方と、具体的な作用を紹介させて頂きました。
今回の参加者プレゼントのひとつ「菊花八宝茶」について、飲み方と効果も皆さんと一緒に楽しむことが出来ました。
僭越ながらこの場をお借りして、苦丁茶、菊花茶、八宝茶についてご紹介させて頂きます。

【★苦丁茶】

  
強烈な苦みが特徴の苦丁茶は、とても体にいいことで 注目されています。苦丁茶はモチノキ科の「苦丁木の葉」から作られています。

中国ではよく“美容茶” “減肥(ダイエット)茶” “長寿茶” と呼ばれています。
血液循環を促進し、血圧を下げ、血中脂質(コレステロールなど)を減らす効果が確認されているそうです。そのため、心臓や脳機能の悪化を防ぎ、適度な体重を保つ効果が期待されています。

本場中国では2000年以上前から愛飲されている健康茶で、解毒作用・解熱作用・咳止め作用・殺菌作用などに効果が有ります。
【★菊花茶】

  
菊花茶は、中国で馴染みの深いお茶です。生薬としてこちらも2000年以上前から栽培されています。

菊花を配合した漢方薬はとっても多く、効果としまして「目の疲れ解消」「風邪時の解熱・頭痛解消」「鎮静効果(リラックス)」などがあげられます。
苦丁茶・菊花茶とも カフェインを含まないので、こどもや妊婦さんでも安心して飲用出来ます。
【★八宝茶】

  
 身体に効く様々な種類の薬効素材がブレンドされている八宝茶は、実はとても気軽に楽しめる漢方茶。

 

「医食同源」の中国では、漢方だということをあまり意識せず、体に効く食材をごく自然に日常の食生活に取り入れているのですが、このお茶もそういった種類のもののひとつです。

 

元々は中国の西方、シルクロードのオアシスに暮らす人々が、夏の健康を維持するために飲んだのが始まりだといわれています。

 

 花茶や工芸茶と同様に、見た目の美しさからリラックスなどの精神安定に直接的に作用する効能も期待できますが、それぞれの素材が持つ効果と相乗して、より健康的な種類の中国茶といえます。

ご参加くださった皆さんとvow’s space+cafeの皆さん、楽しい時間ありがとうございました。
※お知らせ

今月は30日(火)に夏の回、2回目を開催いたします。午前の部は満員になりましたが午後13時からの部はまだ数名様空きがございます。

ご希望の方はぜひ、vow’s space+cafeまでご連絡ください。

お待ちしております。

  

2015年6月8日

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